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日本にもいた創造説の伝道師

問題の新聞記事は、これ。まず驚いたのは、日本にも創造教育論者がいたのだということだ。そしてこれが天下の大新聞の記事だとは恐れ入った。進化論に関するいろいろな話や、科学哲学のような話があって、これはこれでとんでもない内容なのだが、この議論の目的がすごい。要するに、

「生命は無生物から発生した」「人間の祖先はサルである」という唯物論的教育で「生命の根源に対する畏敬(いけい)の念」(昭和四十一年の中教審答申「期待される人間像」の文言)がはぐくまれるわけがありません。進化論偏向教育は完全に道徳教育の足を引っ張るものです。

ということなのだそうだ。
中教審答申「期待される人間像」とやらに適合的かどうかが、教えるべき事実を左右するということなのだ。教育ということについて、なにやら僕とは根本的に意見が違う人たちみたいである。
逆に言うと、道徳的な美しい作り話だけ教えておいたら子供たちが道徳的になるとでも? これはこれで、子供たちに思い切りバカにされそうだ。
それに、どうして進化論を教えると人間の尊厳をおとしめたことになるのか。何もないところから宇宙がみずから多様な姿を創造し、その結果意識を持ち自分自身の根源を理解しようとすらする知性が生じてきたことについて、普通の人は大変な畏敬の念を持つだろうし、人間という存在の尊さを痛感するだろう。どうしたらいったいこの壮大な進化の過程から、人間の存在がおとしめられたように感じるのだろうか? 度し難い無理解としか言いようがない。
こういうつまらない人たちに「畏敬の念」などを教わりたくないと切に思う。

カンブリア爆発の問題を科学者たちが「都合が悪いこと」と思っているという話や、生物のさまざまな合目的的デザインは決して自然的要因から生じないという独断など、まさにトンでもない話も多い。このへんについてはまた折を見て。こういった自然科学的な観点からは、 Apes! Not Monkeys!「産經新聞に科学部はないのか?」の議論が詳しい。

なお、人文社会学的な視点からの、内在的・徹底的な批判は、こちらをご覧ください。さすが文系の人は視点が違う。この記事の存在もそもそもここから知りました。感謝いたします。
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象(Zoo)

  • Author:象(Zoo)
  • 理系研究者です。科学好き、やや社会派、体を動かすのも好きです。

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