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うる星やつら・ビューティフルドリーマー

友引高校を舞台に展開するこの映画は公開が1984年で、僕の高校時代とシンクロしている。何ものかによってビデオ上映会が自主的に行われたらしく、高校の視聴覚室でみんなで見たのが最初だ。相当印象深かったので、その後もしばしばビデオを借りてみている。今回はDVDであった。
以降ネタばれもありますので、読んでもいい人だけお読みください。
監督は押井守。この映画以外ではまだ彼の映画で特に感心したことはないので、自分的には押井守のベストになる。
一番いいのは、当時の、そしてたぶん現代のある種の高校生の気分感情がリアルに表現されているところだろう。ああいうキャラクターは周りに確かにいた。ステロタイプではない高校生イメージの表現に成功している数少ない映画だと思われる。
そしてもう一つは、特異な設定に観客を引き込む技である。うちの学校は比較的自由を大切にする建前を守っているところであった。であるから、学園祭というものもある種の混沌のもとに行われる傾向はある。この映画において見事なのは、友引高校学園祭の果てしない混沌が呼び水となって、夢の中の夢という無限を含む概念が現実化していく過程である。この手の設定はさまざまなSF小説などでおなじみであるが、この映画ほど上手に観客自身の日常的な舞台からシームレスに不思議の世界に移行していくものは少ないだろう。
出だしが混沌としているけれどもとても自然(ありがち)な風景であるために、その世界が既にして迷宮となっていることに気づかない。登場人物と一緒に異常に気づいていく過程がスリリングである。

当時と比べて自分自身の変化を感じられるところもいくつかある。特に、あたるが夢から醒める(?)引き金を引いた最後のオチとなるラムの言葉を、より実感を伴って理解できたところは、少々得をしたような気持ちになった。
またゆっくり時間を取って観たい映画だ。
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象(Zoo)

  • Author:象(Zoo)
  • 理系研究者です。科学好き、やや社会派、体を動かすのも好きです。

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