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総合的学習ととんでも科学

以前のエントリー「科学・技術・魔法・魔術」に引き続いて物理学会の「ニセ科学」シンポジウムの話題を。
トンでも科学の代表格「水からの伝言」が学校の道徳の時間に教材として使われているという。科学という面からばかげた話であると同時に、道徳教育としても恐ろしく底の浅いものだ。こういう初等教育を助長する動きの根本には、いわゆる「総合的学習」というものが代表する知育敵視の教育観があるように思う。
田崎さんの指摘

何人かの方たちと意見を交換する中で痛感したのは、彼らが物理学の専門家による適切な情報発信を求めていることだった。明らかに「ニセ科学」と考えられる製品説明への批判記事を書こうとしたとき、拠り所とすべき専門家による情報が圧倒的に不足しているというご意見もいただいた。

は大切だ。どんなに一目見て間違いだと思われるものでも、完膚なきまでにそれを証明することは、リスクのことも考えると、片手間でできることでもないということもあって、なかなかきちんとした反論はなされていないということだ。揚げ足取りで再反論される。あげくは法的手段をとられる、なんてこともあるかもしれない。とはいえ、だれかがやらないと、専門家以外が根拠を据えて主張できない。
地球科学や気象・気候の分野でも、「これはちょっと?」と思う主張はときどき見受けられる。それをきっちりと批判するのは本来われわれの仕事なのだろうが・・・ 分野的にグレーゾーンが広くて難しい面もある。

それにしても、例の「水の結晶」話を道徳の授業で使っているというのは以前から聞くが、ぶったまげる。道徳論としてもどこかイカれていません?
いわゆる「総合的学習」「生きる力を育てる」という触れ込みの教育実践が特にやばそうである。体系的な知識をきっちり身につけることはとても大切なのに、それを「知識詰め込み」と一面的に断罪して排撃。「生きる力」>>「科学」という「教育」に。困ったものだ。
最近「ゆとり教育」批判は確かに進んでいて、ゆり戻しはあるようだけれども、総合的学習などなど、「生きる力」とやらをつけるという触れ込みの、少し気味の悪いものに教育目標を置く流れはまったく弱まっていないように思える。
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象(Zoo)

  • Author:象(Zoo)
  • 理系研究者です。科学好き、やや社会派、体を動かすのも好きです。

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